作る前に読んで欲しいデザイン術最新記事

手書きをデザインに取り入れる 〜その121(2)〜

手書き文字はどのように活用すればよいのでしょうか?

味わい深い手書き文字の作り方を前回、お伝えしました。

今回は、イラストや手書き文字をデザインに組み込んだ例をいくつか紹介します。

 

まずは、メニューの表紙の背景にイラストを散らしました。

 

 

 

 

 

 

 

 

さらに、そのイラストに着色してスタンプカードに使用しました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

他にも、白鵬(横綱の白鵬ではありません)という書家が書いた文字(左)をショップカードにした例です。

 

 

 

 

 

 

 

 

とんかつ屋のチラシで「とんかつ」という部分だけ強調するように手書きの筆文字にして色は金にしました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

次は、筆を使った手描きの会社のロゴです。

 

 

 

 

 

 

 

 

パソコンで打った文字はきれいにまとまっていますが、手書き素材と組み合わせることによってさらに味わいが出てきます。

 

また、手書きは決して上手くなくてもよいと思います。

 

下手でもパソコンの文字と組み合わせたり、レイアウトによって、かえって下手さが趣になり、味わい深さになります。

そこが手書きのおもしろさだと思います。

 

いつもはパソコンの前でデザインを作っていますが、たまに紙を広げて筆に墨汁をつけて文字や絵を描いていると、仕事とはいえ、図画工作の授業のようで、いつもより創作意欲が湧き、ワクワクしてきます。

 

さらに事務所には墨の香りが広がり、子どもの頃に習っていた習字教室を思い出し、懐かしい気持ちになったりしました。

 

ときには、アナログも取り入れながら、デザイン作成を楽しんでみてくださいね。

 

手書きをデザインに取り入れる 〜その121(1)〜

 

手書き文字を作成するのは難しいのでしょうか?

 
よくフォトショップやイラストレーターに組み込まれているブラシで、ペンや筆素材のものはありますが、今回は自分で作成する方法を紹介します。
 
 
 
自分で作ると若干手間はかかりますが、アプリケーションに組み込まれているものとは味わいが格段に違います。
 
 
 
また、自分で書くため、同じように二度と書けません。
 
偶然、とんでもなくいいものができる奇跡も起こります。
 
これが実に面白いのです。
 
 
 
私がよくやっている手法は、
 
1.紙に書く
 
2.書いたものをスキャナーで取り込む
 
3.取り込んだものを、イラストレーターのライブトレース機能でパス化
 
 
 
この3つの工程でデザイン素材ができあがります。
 
これに色を付け、大きさを変え、レイアウトに組み込んでいきます。
 
 
 
用意するものは、
 
・紙=和紙や半紙
 
・書くもの=筆(+墨汁)、万年筆(+インク)、サインペンなど
 
 
 
「にじみ」と「かすれ」。これが味になります。
 
 
 
どの紙に書くかが重要となるので、薄めの半紙だとにじみすぎたり、同じ和紙でもにじみやかすれがうまく出ないこともあります。
 
 
 
紙は種類の違うものを数枚用意しておくのがよいでしょう。
 
 
 
和紙に万年筆を使って描いたイラスト。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
アップにするとインクのにじみやたまり、線の太さが異なるのがいい味になっていると思います。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
<その121 つづく>

ただの箱に新たな価値を生み出すデザイン 〜その120(2)〜

「デザインの力」って何ですか?

デザインを施すことで、利用価値が変わる例を前回にひき続き、ご紹介します。 

 

ビジネスの勉強会で訪ねた薬局の話です。 

 

この店の地下室は、20平米ほどの広さがあり、壁は白くて温かい色の照明が施され、奥の壁には全面に青空のイラストが描かれたとても居心地がよい空間です。 

 

地下室では、ピラティス教室や美容教室を開講しています。

 

このイラストを描く前は、薄暗くて段ボールが並ぶ単なる在庫置場でした。 

殺風景な地下室にイラストが描かれることにより、居心地がよくなり、この場所が病気やケガの予防、コミュニケーションの場所として有効活用され始めたのです。 

 

この薬局の周辺は大手ドラッグチェーンが乱立していますが、地下室でこのような取り組みを始めたことで、大手ドラッグチェーンとは一線を画すここだけの強みになったそうです。 

 

前回、紹介した自販機の箱にしても、今回の地下室にしても、デザインを施すことによって、見る人の意識が変わり存在意義が生まれるのです。 

まさしく「デザインの力」といえるでしょう。 

 

これを目の当たりにした時、デザインはおもしろいとつくづく思います。 

女性目線のデザインをご提案する
女性デザイナーのハットツールデザイン
〒112-0013 東京都文京区音羽2-11-22-201

週1回メルマガを配信しています。デザインの勉強をしたいという方はこちらから登録どうぞ。

bt-mailmag