作る前に読んで欲しいデザイン術最新記事

チラシ裏面への誘導 〜その128〜

チラシの裏面にはどのような役割があるのでしょうか?

チラシの一般的な構成として、表面は目につくための役割があり、キャッチーな内容で概要だけを伝えることが多いものです。

 

一方、裏面は表面の補足や詳細な説明、また表面に書ききれなかったことを表現することも多いかと思います。

 

裏面を読むと、そのお店やサービスをよく知ってもらうことにつながります。

 

このように言葉にすると、裏面を読んでもらう重要性がわかるかと思いますが、作り手としては「裏面も読んでもらう」ように誘導することは、案外、ないがしろにしがちです。

 

私の場合は、裏面もしっかり見てもらうために

「詳しくは裏面へ→」

「その理由とは?裏面へ→」

「その秘密とは?裏面へ→」

などと書いて、裏面を読んでもらうように誘導しています。

 

ここまで読んで、「裏面へ」と入れることに違和感を持つ方もいらっしゃるかもしれません。

 

「わざわざ書かなくても、見るだろう」「そんな子ども騙しな」「あざとい」などと思う方もいるでしょう。

 

しかし、表面に興味を持ったものの「裏面までは読まない」ということをよく聞きます。

 

裏面は、概要(表面)の奥にある「真の価値を知ってもらう」重要な役割を担っていると思います。

 

「裏返す」行為はたったのワンアクションですが、それが集客に影響すると思えば、載せて損はないかと思います。

 

また、デザイン的にもアクセントになるので、おもしろいデザインにするなど遊びを入れてもよいかもしれません。

 

できる限り裏面へ誘導する一言を付け加えることをオススメします。

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デザインの制作途中を見せる?見せない? 〜その127(3)〜

どうしても見せて欲しいという場合はどうすればよいですか?

HAT TOOL DESIGNが制作途中のデザイン案を見せることに気が進まない理由を前回、説明しました。

しかし、誰にも見せないというわけではありません。例外もあります。

 

例えば、プロデューサーやディレクターなどとチームを組んで制作している時は、制作途中を見せた方がよいと思います。

 

理由は、途中経過を見せることでチームとしての方向性が合っているかどうかが確認でき、進捗具合を知ってもらい、同じ制作者側として情報を共有するためです。

 

つまり、臨機応変な対応が必要なのです。

 

クライアントさんにデザインの制作途中を見せるか見せないかは一見、些細なことですが、私としては、どうやって波風立てずに説明するかいつも言葉を選び、伝え方も考えます。

 

どうしても見せて欲しいという方ももちろんいらっしゃいます。

頑なに拒むのもよくないので、「今、制作途中なので」と前置きと念押しをして、中途半端な部分は取り払ったり、見せるためだけにある程度、デザインの体裁を整えるしかありません。

ただ、これは手間が掛かります。

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デザインの制作途中を見せる?見せない? 〜その127(2)〜

なぜ制作途中を見せることが嫌なのでしょうか?

制作途中のデザインを見せることに関して、私は気が進みません。

それはなぜなのか、考えてみました。

 

例えば、カレーライスを作るとします。

ジャガイモ、玉ネギ、ニンジン、肉を切って、炒めます。ある程度炒めたら、水を加え煮込みます。

水を加えた段階では、まだルーが入っていないので、野菜の汁で濁っているし、油も浮いています。

 

どう見ても、カレーには見えないし、このままではとてもまずそうで、見栄えも悪いものです。

 

つまり、デザインの制作途中を見せるということは、これと同じことなのではないかと思っています。

 

この段階で、「これは全然カレーではない!まずそう!」と思われたり、言われても困ります。

 

デザイナー側の意見としては、「この後に、カレーのルーを入れて、リンゴとハチミツの隠し味を入れて仕上げるのです」と説明しても言葉ではイメージは伝わりにくいと思います。

 

私の過去の経験からいっても、この段階では修正を言われがちなのです。

 

デザイナー自身は、霧の中でぼんやりとしていても完成のイメージに向かって、デザインを作成しているため、途中段階で修正を言われてしまうと、混乱してしまいます。

 

こういった理由もあり、HAT TOOL DESIGNでは制作途中をクライアントさんに見せることはお断りさせていただいているのです。

<その127 つづく>

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