作る前に読んで欲しいデザイン術最新記事

営業用の名刺はわかりやすく 〜その101(2)〜

名刺を営業ツールとして活かすにはどうすればよいですか?

私は勉強会やセミナーに参加する機会が多く、不特定多数の方と名刺を交換します。

 

ただ名刺を交換するだけではなく、その機会をうまく活かせるような名刺を作ろうと考えました。

 

名刺交換の戦略を紹介します。

 

(1)名刺交換をする

(2)どんなテイストのデザインを作成しているのか知ってもらう

(3)興味を持ってもらい、ホームページを見てもらう

(4)問い合わせに繋げる

 

この戦略を元に作成した名刺のデザインが下記です。

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二つ折り型の名刺で、うら面は私の顔写真と業務内容、中面はデザインの実績とキャッチフレーズを入れました。

 

極力、文字は少なめで「パッと見てわかりやすく」を心がけて作成しました。

 

うちは「女性目線のデザイン」を強みにしていますが、具体的にはどんなデザインなのかわかりづらいと思います。

 

そこで、デザインの実績を名刺に載せることにしました。

 

この名刺を渡しはじめてからは、「こんなデザインを作っているんですね」と必ず言われ、会話の糸口になります。

 

また、私も名刺を見せながらデザインの話が広がるので、使い勝手がよいです。

 

いただく名刺でよく見かけるのが、プロフィールや商品の宣伝を小さな文字で細かく書かれたものです。

 

あのタイプの名刺も効果はあるかと思うのですが、もう少しシンプルにまとめてもよいのではないかと思います。

 

営業用の名刺を作る上で大事なことは、「話のきっかけを作る」ことです。

 

そのためには「わかりやすさ」が重要になります。

 

名刺の作成はぜひHAT TOOL DESIGNにご相談くださいませ。

 

営業用の名刺はわかりやすく 〜その101(1)〜

名刺には何が記載されていればよいですか? 

 

フリーランスで映像制作をしているSさんから名刺のご依頼がありました。

 

Sさんは今まで自宅のプリンタで名刺を作成していたのですが、最近は大企業の案件が増えたのできちんとした名刺を作りたいとのことでした。

 

名刺が完成して4ヶ月ほど経ったころ、Sさんから「名刺から会話がつながり、口コミだけで仕事が続いて助かっている」と嬉しいメッセージが届きました。

 

Sさんの名刺のデザインはこんな感じです。

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おもて面はSさんの屋号をイメージしたデザインと、Sさんの名前のみ。

 

うら面は、名前と携帯番号とメアド、業務内容を分かりやすい言葉で箇条書きにしています。

 

内容はわずかこれだけです。

 

Sさんのこれまでの名刺には、業務内容に関して「映像制作・ワークショップ」と書かれているだけでした。

 

これでは映像関係の仕事というだけで映像の何を制作できるかまでは分かりません。

 

ということで、素人にも分かる言葉で具体的に業務を箇条書きにしたのです。

<その101 つづく>

 

値引き以外の強みを考える時の便利な質問 〜その100〜

お客様にとっての価値をつくるとは、何なのでしょう?

HAT TOOL DESIGNのホームページのアクセス解析を行ってみると、予想外のキーワードで訪問した方がいらっしゃることがわかりました。 

 

それは、「お客様目線になって考えるとは?」 です。

 

面白いですね。このキーワードでHAT TOOL DESIGNのホームページが ヒットするとは。 

 

この方、滞在時間が00:00だったので、すぐ別のページに飛んだようです。 

それはそうだと思います。私自身もそのようなページを作った覚えもありませんから。 

 

確かにこの方が求めていた内容とは違ったかもしれませんが、実際には、私は職業柄、販促物を作成するときは「お客様目線」、すなわち手に取る人の気持ちを考えます。 

 

例えば、他よりも値段が安いことを全面的にアピールして欲しいという依頼をお客様からいただいたとします。

 

大きな企業でもない限り、価格で勝負すると、長く続けば続くほど、どんどん疲弊していくと思います。

また、安売りや値引きで飛びついたお客さんは、 他にもっと安いところを見つければ、そちらへ 行ってしまうことをお伝えします。 

 

強みが「安売り」の他に、よくある事例ですが「親切・丁寧」だということ。 

 

商品やサービスを提供する上で、「親切・丁寧」は当たり前だと思いますので、これは「強み」としては弱いことをお伝えします。 

 

HAT TOOL DESIGNでチラシやパンフレットの作成依頼をいただいた方には、安売り以外の強みを見つけてアピールさせていただくようにしています。 

 

ただ、これは私のような第三者が客観的に見ると、強みが出て来ますが、自分自身で考えるとなると、なかなか難しいと思います。 

 

そこで、下記の究極の質問を自分自身に投げかけてみることをオススメします。 

 

「なぜ私が今、あなたからこれ(商品 or サービス)を買わないとならないのか?」 

 

実は、これは、単純なようで、3つの質問が含まれています。 

 

なぜ「今」なのか? 

 

なぜ「あなた」からなのか?(他の人ではなく「あなた」から買う理由) 

 

「買う」必要があるのか?(どんな「いいこと」があるのか?) 

 

この質問に答えられることによって、ご自身の商品やサービスの「強み=価値」を表現することができるのです。

 

と同時に、「お客様目線で考える」ことにもつながっていると思います。 

 

この質問に答えるのは、なかなか難しいという方は、下記の本の「価値採掘マップ」に取り組んでから、質問にお答えください。答えを出す一助になるかと思います。 

『価値創造の思考法』小阪裕司著、東洋経済新報社刊

https://www.amazon.co.jp/gp/product/4492557229/ref=as_li_tl?ie=UTF8&camp=247&creative=1211&creativeASIN=4492557229&linkCode=as2&tag=hattool-22&linkId=1d39f7fa59442f1d97f0a77008a959c1

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