作る前に読んで欲しいデザイン術最新記事

誤字脱字を発見!誰のせい? 〜その117(2)〜

間違いを防ぐためにはどうすればよいでしょうか?

前回は、製作物を納品後に誤字脱字が発覚し、責任の所在はどこにあるのかについて、検証しました。

今回はその対策をご紹介します。

 

今までの経験上、製作にライターさんが関わっていると文字校正を意識的にやっていただけますが、関わっていない場合は、デザイナーの責任になりがちです。

 

それを防ぐためにも、入稿前にクライアントや制作に関わっている方々に「確認してください」と「一声掛ける」ことが大切だと思います。

 

それだけで、「文字校正」という作業が意識化され、それぞれに責任が発生してきます。

 

もちろん、デザイナーも責任を持って確認しなければなりませんが、クライアントからもらったもともとの原稿がそもそも間違っていた場合には、デザイナーが気づくことは困難です。

 

「一声掛ける」というと、単純ですが、デザイナーが責任を負うことにならないためにも、最後の最後まで、関わった方々にも

しっかり確認してもらいましょう。

 

 

誤字脱字を発見!誰のせい? 〜その117(1)〜

文字校正の責任は誰にあるのでしょうか。

HAT TOOL DESIGNでは、入稿前に誤字脱字をチェック(文字校正)をするために、プリントアウトをして、声に出して2人掛かりで読み合わせをします。

 

読み合わせのやり方は、ひらがなは2〜3文字ずつ区切って読み、漢字・カタカナは単語ずつ区切って読みます。

英語の場合は、スペルを打ち込みネットで検索します。

 

この作業は、正直、面倒で時間はかかりますが、驚くような見落としを発見することがあり、その度に胸をなでおろしています。

 

これほど、時間をかけて確認するようになったのは過去の大失敗の経験があるからです。

 

私は、以前勤めていた会社で社内デザイナーをしていました。

会社なので、デザイナーの私と営業部のスタッフとタッグを組んで作り上げます。

 

専門学校のパンフレットのデザインを担当した時のことです。

デザインが完成し入稿。その後、色校正を2回行ったのですが、私は全体の文字をざっと黙読し、色味を丹念にチェックしました。

 

納品された製作物を見てビックリ! 誤字を発見し、血の気が引くのがわかりました。

 

私としては、デザインを作るので手一杯な中、黙読はしたので、「タッグを組んでいる営業やクライアントがしっかり確認をしてくれていたはず」という思いでした。それとはうらはらに、周囲からはデザイナーである私の責任のような雰囲気が漂っていました。

 

私からすると、36ページのパンフレットでページ数も多く、しかも色校正を2回も出しているので、「なぜ、私だけの責任なのだろうか?」「みんな見ていないの?」といったところ。

 

クライアントからすれば、依頼主として発注しているのだから、「制作サイドが確認すべきこと」。

 

営業担当者からすれば、最後にデータを触っているのはデザイナーなので、「デザイナーが確認するのは当たり前」といったところでしょう。

 

原因は、全員が文字校正の作業を「自分以外の人がやってくれるだろう」と思っていたことだと思います。

 <その117 つづく>

 

メインビジュアルでイメージの統一を 〜その116〜

店内の広告物とお店の雰囲気が合わないのですが。

前回の「その115」でご紹介した、メニューケース内のパネルデザインを作成させていただいたとんかつ店について、店頭看板を別の角度から取り上げていきます。

パネルの右側のデザインに注目してみてください。

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 これは、もともと、チラシで使ったビジュアルをアレンジしたものです。

 

チラシ表面のビジュアルは下記です。

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文字の縦書きや横書き、とんかつの向きは違うものの、とんかつの写真、黒背景、金色の文字、赤い烙印があることで同じようなイメージに見えるかと思います。

 

このチラシのビジュアルがさまざまな箇所で流用できます。

 

駅貼りのポスターの場合。

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さらに、このポスターを商店街のイベントの店頭看板に使用した場合。

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そして、お店の入り口の看板にも流用。

 

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先日、とんかつ店からこのビジュアルに合わせて、店内をもう少し高級感がある雰囲気に変えたいとのこと。

 

ポスター類をさまざまな箇所に散りばめることでとんかつ店のお客様も「とんかつ店=黒と金のチラシ(ポスター)のとんかつ屋さん!」というイメージの統一につながっていきます。

 

さらに言えば、このとんかつ店の店長さんご自身の意識も少しずつ変わっていったことが何よりもうれしく思いました。

 

やがて「ブランド化」にもつながり、街に認知されていくはずです。

 

今は、その過程。1年後、2年後が、どのように変化をしていくのか楽しみにしています。

 

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