作る前に読んで欲しいデザイン術最新記事

参考書によって見解が異なるセンター揃え ~その18(1)~

センター揃えは、いいの?悪いの?

この連載をはじめるにあたって、

さまざまな「レイアウトの本」を
見返してみました。

みなさんも、
レイアウトの参考書を読んでいる方は大勢いらっしゃると思います。

どの本も大抵、同じことを書かれていますが、
本によって意見が分かれるのが
「センター(中央)揃え」です。

センター揃えは、
「可読性が低い」や「退屈なレイアウト」と
あまりオススメされていない場合があるかと思えば、

一方では、
「優雅」「上品」「格調が高い」と言われる場合もあります。

これでは、迷ってしまいますよね。

私は20年間、デザイン一筋でやってきて、
デザインは学校や本で学ぶというより
現場で先輩デザイナーから学びました。

私の視点からいうと
センター揃えはシチュエーションによって
使い分けています。

センター揃えは
堂々とした印象を受けませんか?

つまり、「目立つ」ということです。
悪くいえばオーソドックスな
印象ということになってしまいます。

私が「センター揃え」を使うシチュエーションは、
・表紙
・招待状などの挨拶文
・キャッチコピー
・見出し

など、完結している文です。
読み込む文章、つまり長文には使いません。

<その18 つづく>

現場の写真を入れる ~その17(2)~

恥ずかしいなんて言ってられないですね。

実際に現場で撮られた写真と
無料の写真やイラストでは、
臨場感(リアリティ)が全く違うという話の続きです。

専門学校のパンフレットデザイン

実際に現場で撮られた写真は、

どのような雰囲気のお店なのか、
またどのようなサービスなのか、
 具体的にイメージが湧きやすいので、お客さんに安心感を与え、
「このお店なら大丈夫そう」と
来店や利用する動機につながるのです。

美容室の求人パンフレット

本当にお客さんに来ていただきたいのであれば、
まずは未来のお客さんに安心していただくこと。

そのためには自分の恥ずかしさを捨て、
チラシ掲載の旨の了承をいただくために
お客さんに頭を下げて、
全部さらけ出して、より多くの方に
自分自身や自分の店を先に知っていただくのです。

中には、
「そこまでやらないとダメですか?」
と嫌がるクライアントさんも
いらっしゃいます。

しかし、もう一度、思い起こしてください。

「今までと何かを変えたい!」と一念発起したはずなのです 。

たくさんの方にお店やサービスを知っていただき
 利用してもらうには
時には、自分のプライドを捨てる
勇気も必要になってきます。

その勇気をだして取り組むからこそ
新しい道が開けて
方向性が見えてくるんですよね。

現場の写真を入れる ~その17(1)~

どんな写真が効果的なのか知りたい。

以前、ある男性のクライアントさんの依頼で
チラシを作成しました。

彼が仕事をしている写真と店内の写真を
チラシに載せてはどうかと提案しました。

すると、クライアントさんは
「男の仕事風景の写真を載せても
色気はないし、絵にならないですよ。
女性スタッフもパートだし、
写真を撮る時間が合わない」
というお返事。

また、店内の写真は
「部屋が畳なので、
写真映えしなくて恥ずかしい」
と消極的。

普段、お客さんが来たらその畳の部屋に
お通ししているのに
写真に撮られて恥ずかしい部屋とはどういうことでしょう。

なんとか、ご本人の顔写真だけ
いただくことができましたが
結局、チラシのほとんどが
かわいらしいイラストになってしまいました。

チラシやリーフレット、パンフレットに
掲載する写真をどんな内容にするのか。

例えば、
マッサージなどの施術風景の
写真を載せたい場合、
撮影するとなると、事前にお客さんにお願いして
チラシ掲載の旨の了承を得なければいけません。

また、
カメラマンが撮影するのか、
自分自身で撮影するのかも決めなければいけません。

大抵のクライアントさんは
頑張ってご自身で撮影されているようです。

 

訪問マッサージリーフレットのデザイン作成

時々、クライアントさんの中には、
無料の写真サイトに洒落た写真が載っていたので、

「それを使いたい」、また、「イラストにしたい」というご相談をいただきます。

よほど、
お客さんに頼みにくいのなら仕方がないのですが
私としては、あまりおすすめできません。

そのようなことを相談されるクライアントさんには
「何のために、写真を載せるのか?」、写真の意味を
お話しさせていただいています。

あなたのお店やサービスを
これから利用していただく未来のお客さん
に知っていただくためなんですよね。

実際の現場や店内の写真と
無料の写真やイラストでは、
臨場感(リアリティ)が全く違ってきます。

<その17 つづく>

 

 

 

 

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