読みやすさのカギは「見出し」 ~その23(1)~

一目で内容がわかる読みやすさとはなんですか?

先日、居酒屋に行くと
忘年会の案内チラシが貼ってありました。

案内は、「其の一」「其の二」「其の三」の
3つの項目に分けて書かれ、内容も目につき、
枠で囲んで、メリハリがついて
パッと見ると、分かりやすそうなんです。

でも、もうちょっと工夫すれば
もっと分かりやすくなるので
惜しいなと思いました。

忘年会の案内サンプル

よく 読んでみると、「あれ?」「どういうこと?」と思うことが
いろいろありませんか?

何回か読んで、ようやく理解できたのですが、
つまり、このチラシは、3種類の忘年会のコースを案内しているのです。

頑張って手書きで作成し、見栄えもメリハリをつけて
見やすく書かれていますし、よく目に留まる場所に
フレームに入れて壁に掛けてあるのですが、
残念ながら、ちょっとわかりづらいです。

しかし、少し改善するだけで
とてもわかりやすく変化します

例えば、
「其の一」の横に
『早割で盛りだくさん!コース』

「其の二」の横には
『時間を選べばとってもお得!コース』

「其の三」の横に
『贅沢・よくばり!コース』

と書くと、
幹事が忘年会のお店を探している場合など、
どのコースに当てはまるかなど具体的にイメージできて、分かりやすいですよね。

忘年会の案内改善案

もとのチラシは、他にも改良点はありますが、
とりあえずは見出しをつけるだけで
ぐっと分かりやすくなったかと思います。

見出しとは
そのブロックごとの内容を要約して
瞬時に読めるように1行程度に
端的にまとめます。

そのことで、
内容を手早く、大まかに伝えることが
できるんですね。
これが見出しの役割です。

<その23 つづき>

 

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