伝えたいことに合わせてフォントを選んでいますか? ~その2(2)~

こんにちは。女性デザイナーの松田です。

 

「明朝体とゴシック体をどのように使い分けたらよいのでしょうか?」

 

WINDOWSパソコンなら、「MS明朝」と「MSゴシック」、

Macなら、「小塚明朝」と「小塚ゴシック」と呼ばれるフォントが

標準でインストールされています。

 

「明朝体」と「ゴシック体」は一般的なフォントで、

見た目通り、それぞれ違った印象があります。

 

当ハットツールのブログの中で、よく読んでいただいているのが

「明朝体とゴシック体の使い分け」という記事です。

 

今回は、この「使い分け」を2つのステップに分けて

少し詳しく紹介していきたいと思います。

 

[ステップ1 基本編]デザインのイメージで使い分ける

 

デザインをする場合、

そのデザインどういう方向性にもっていきたい

大枠をはじめに考えてください。

 

例えば

ターゲットの性別は?

年齢層は?

雰囲気は?

(真面目・楽しい・力強い・明るい・高級感・オーガニック・やさしいなど)

 

その方向性に合わせて、明朝体かゴシック体

どちらかのフォントを選びます。

 

参考までに、明朝体とゴシック体に対する

私の印象を書いてみました。

 

  • 明朝体

20141119-2

 

 

《印象》

女性的、真面目、伝統的、エレガンス、高級感、

信頼、信用、落ち着きがある、穏やか、繊細、感情系

  • ゴシック体

20141119-3

 

 

《印象》

男性的、ビジネス系、カジュアル、ポップ、

ダイナミック、力強い、情報系、理性的、機能的

 

単純な使い分けの一例として、

明朝体の場合であれば、

1.ターゲットが女性

2.契約書など信頼や信用性を重視される書類

3.高級感を出したい

4.縦書き

5.読み物(雑誌や本)

 

ゴシック体の場合なら、

1.ターゲットが男性

2.ビジネス的な内容

3.データや情報系の内容(通販カタログなど)

4.カジュアルに軽く読んでほしい

5.全体的に文字が小さい(明朝体よりもゴシック体のほうが読みやすい)

6.横書き

 

「ステップ1」として、

全体を通して同じフォントを使うことで

デザインに統一感を出しましょう。

 

<その2 つづく>

 

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