これからは五感を言語化することが大事になってくる

こんにちは、女性デザイナーの松田です。

 

昨日は午後からずっと3ヶ月に1度の商いの勉強会がありました。

今回はこんなご時世なのでZOOM開催。

ずっと一方的に聞いているセミナー的な形式ではなく

ワークショップ形式だったので頭がフル回転でした。

 

テーマは「デジタルと身体性」。

一見、難しそうでよくわかりませんが、

このコロナ禍でどうデジタルを商売に使うかということです。

 

出席されていた飲食店の方、会社勤め、私はデザイナーですし、

お商売をされている、さまざまな業種の方がいらっしゃって、

お客様とリアルに会っていたのが、このコロナで会うことが難しくなった。

その中でデジタルをどう商売に組み込むかということを考えるのですが、

いろんな発想や言葉が飛び交って実に面白かったです。

 

私の場合は、もともとホームページからお客様がきたり、

デザインのやりとりもメールなどでおこなっているので、

それほど大きな影響はないのですが、

アナログからデジタルになったのは「打ち合わせ」です。

 

今までは関東近郊のお客様はこちらから出向いて打ち合わせをしていたのが

今はほとんどがZOOMになりました。

 

やはりお客様のお店や会社に行って打ち合わせするのと、

ZOOMで打ち合わせするのとでは、

受け取る情報量が格段に違ってきます。

その分、話すことが重要になってきますし、

合わせてZOOMに映っているものも重要になってくるんだと思いました。

 

あと、今回、印象深かったのが

お洋服のお直し屋さん。

 

ZOOMで対応できそうだと思っていましたが、

着心地や違和感というものが

ZOOMでは伝わりにくいとのこと。

 

直している最中はお客様ご自身の違和感がなくとも、

職人が体に実際に触って服のゆとりなどを感覚や今までの経験で

サイズを直していくのだそうです。

 

それでないと後々に動きによっては違和感が出てくるのだそうです。

その感覚や経験で感じる着心地や違和感をどのようにZOOMで伝えるか?

というのが難しいのだそうです。

 

その感覚的なことを言葉に変えていくのが、

ZOOMでのお直しにかかっているとのことでした。

 

たしかに、私たちも紙の質感を伝えるのは

ZOOMでは難しいですからね。

 

この「五感を言語化する」ということが、

これから重要になってくるんだろうなと思いました。