特殊なカレンダー制作

こんにちは、女性デザイナーの松田です。
 
今、某会社のカレンダーを作成しています。
一般的にカレンダーに表記するのは、
曜日、日にち、祝日、イベントが大体で、
あとは、六曜というところでしょうか。
 
今回のカレンダーに入れるのは、
上記の項目プラス、潮汐表と月の形状と旧暦。
潮汐表とは、大潮、中潮、小潮といった潮の名称なんですが、
実はこのカレンダーは、漁師さん用のものなんです。
 
潮の干満は月や太陽の引力によって引き起こされるもので
月から一番近い地球は月の運動が潮の干満に大きく影響しているとのこと。
そういえば、満月の時に出産が多かったり、カニが海から上がってきたり、、、
神秘的ですね。
 
ちなみに潮の名称は
大潮:潮の干満の差が大きい状態で、新月や満月の前後数日間のこと。
中潮:大潮と小潮の間の期間。
小潮:潮の干満の小さい状態で、月の形状が半月になる上弦や下弦の前後数日間。
長潮:干満の変化が緩やかでだらだらと長く続くように見える小潮末期。
若潮:小潮末期の長潮を境に大潮に向かって、潮の干満差が次第にお大きくなる時期。
潮が再び大きくなる状態を潮が若返ると呼ばれてるとのこと。
 
潮の名称は、月を基準として作られた旧暦と関係しています。
日本では明治5年から新暦に移行されたそうで、
そう考えると約140年ほど前まで旧暦が使われてたことになります。
 
今の私には関係のない潮の名称や月の形状や旧暦ですが、
これによって漁の場所を変えたり、取れ具合が違うというから
不思議ですね。