チラシは文字が多くてもOK。それよりも見落としがちな大事なこと

こんにちは、女性デザイナーの松田です。

 

今日から4月。新しい年度が始まりましたね。

寒さが和らぎ人は活動的になるので

ただいま、チラシやリーフレットを作成のご依頼が増えています。

 

さて、打ち合わせをしていると、お客様から

「チラシは文字が多いと読まれないので、文字を少なくシンプルにしたい」

と、おっしゃることがあります。

 

「チラシは文字が多いと読まれない」という考え方は要注意です。

実は文字が多くても読まれます!

私はこれまで20年以上チラシの制作をしていて

文字が多くてもしっかりと集客しているチラシはたくさんあります。↓

下の写真は学習塾のチラシです。

年3回の配布で4年後には生徒数が175%増になりました。

学習塾の文字が多いチラシ

ただ闇雲に文字が多くても読まれるわけではありません。

文字が多くても読まれるようにするためには様々な工夫をしています。

その中でもメインとなるものを3つご紹介したいと思います。

 

その1.見出し・小見出しをこまめにつけて、流し読みしやすくする

新聞でもあれだけ文字が多いのに読まれているのは

見出しや小見出しが、きちんとついているからではないでしょうか?

 

見出しを読むだけの流し読みができて、内容が大まかに理解でき、

興味があるところだけは本文を読む。

 

チラシもそれを応用して、私の場合は

本文が3行以上になるようなら、必ず見出しや小見出しをつけています。

 

小さい文字がたくさん並んでいと、読まれない、読みたくないのであって

小さな文字の中に大きな文字があれば、目線は止まり自然に読んでしまいますので

その習性を利用しています。

 

その2.囲い枠・色背景・矢印などを使う

囲い枠や色背景を使うことで、「この部分だけ読む」ということがしやすくなります。

また、多用することで誌面全体がカラフルなデザインになるので

チラシをパッと見たとき目に止まりやすいというメリットにもなります。

 

その3.初心者でも分かるように説明をすること

チラシのデザイン的なことではありませんが、

知らない人に向けてサービスを分かりやすくきちんと説明することが大事です。

 

その理由は、

人は分からない、知らないものにはお金を払わないからです。

 

だから誰もが聞いたことのある超有名な大企業、商品やサービスなら

説明は省略することができるんですね。

 

そうでないなら、

初心者にとって聞き慣れない言葉や業界用語が入っていたり、

つじつまが合わない文脈になっていないか

チラシの初めから終わりまで通して読んで

理解してもらえるか、とても大事になってきます。

 

本当に見落としがちな「初心者でも分かるように説明をする」ということ

知らない人に一言で説明して知ってもらうことは、

どんな有能なトップコピーライターでも難しいでしょう。

 

だからこそ、

「チラシは文字が多いと読まれない」という概念は、

当てはまらない場合が多く、

この概念に囚われていると説明不足で何のチラシかよく分からない

ものになってしまいます。

 

せっかく作ったチラシが、なんかよく分からないなと思われて

すぐゴミ箱行きにならないように、

文字が多くても恐れずに知ってもらうために

しっかり説明をして集客できるチラシを作成してください。

 

女性目線のチラシ作成