キーカラーの選び方

さて、「キーカラー」は
英語で書くと「Key color」。

デザインで重要な鍵の役割をする
のことです。

デザインを作成するときに
これ!と色を決めておくと便利なんです。

それが、チラシであろうが、名刺であろうが
パンフレットやロゴのデザインでもなんです。

——————————–
キーカラーを選ぶときの3つのコツ
——————————–

《コツその1》
まずは、色そのもが持つイメージを
把握することです。


代表的な色の象徴的するイメージを
書いておきます。

色の持つイメージ

《コツその2》
作成するデザインは
どの色のイメージに
適しているか
を考える。

例えば、
下記の実例は
プレミアムトリートメントを紹介した
リーフレットです。

キーカラーは金色を選びました。

キーカラーが金色のリーフレット

これは、商品が
「ワンランク上の高級な
プレミアムトリートメント」

であること。

金色のイメージが持つ「豪華、富、輝き」が

商品の方向性とマッチしたため
金色をキーカラーに選びました。

このように、
デザインの方向性と、キーカラーは
密接につながってくる
んです。

《コツその3》
使うビジュアルの色(写真やイラスト)や
文章などに色を象徴するようなのがあるか?

前に述べた
立ち上げ当初からお付合いのあるサロンは、
店名にグリーンが入っているので
緑をキーカラーにして
チラシやショップカードなど

一連のデザインを作成しました。

そして下記は
ブティックの10周年記念セールの
案内のポストカードです。

この場合、使う写真の中に
店頭の赤いひさしや
赤いバッグが印象的だったのと、
セールの案内ということで

このポストカードを見た人を
「興奮」させるという

狙いもありキーカラーを赤にしました。

キーカラーが赤いポストカード

また、アクセントカラーとして金色を使うことで
日頃ご愛顧いただいているお客様へ
お店から季節外れですが

「クリスマスのようにプレゼントをする」
という意味を込めた
デザインのコンセプトになっています。

さらに、この赤と金を配色した
タペストリーも作成しました。

ポストカードを見て来店したお客さんも
店頭のタペストリーを見てセールを再認識して、
さらにセールへの熱をヒートアップ
されることでしょう(笑)

キーカラーが赤のタペストリー

ということで、キーカラーがあると
それに沿ってデザインの方向が
決まってくるので
とっても便利なんです。

——————————–
キーカラーを選ぶときに注意すること
——————————–

職種、その国や地域で色のイメージが異なり
タブーとなる色もありますので、
これも知っておく必要があります。

例えば、下記の背景色が赤と青の
ピザの写真を見比べてください。
どちらの写真が食欲をそそられますか?

背景が赤いピザの写真

背景が青いピザの写真

恐らく「赤」の背景と思われた方が
多いかなと思います。

食欲=熱や活発といったことを
イメージをする「赤」は
飲食店で使われることが多いんです。

反対に「青」はあまり使われなく
冷静や冷酷など冷めたイメージになり
どちらかというと
飲食店ではタブーに近い色になります。

その他にも例をあげると
日本では「純白」「白無垢」
「ウエディングドレス」など
白は縁起の良い色ですが、
中国ではお葬式の色だそうです。

さらに、
2000年のシドニーオリンピック。
日本選手団はレンボーカラーの旗を掲げ
マントを着用していたんです。

しかし、レインボーカラーの持つ意味は
同性愛の誇りや尊厳をアピールする意味が
世界的な認識としてあったんですね。
その当時は賛否両論が巻き起こりました。

ということで、
デザインの方向に合う色を選ぶと、
ぐっと訴求力が強くなるんですが、

業界や国や地域によって
色の持つ意味やイメージは

自分の認識と異なる場合もあるので
配色する前に少し調べた方がいいですね。

ぜひ、参考にしてください。

デザインを自分で作っている人がたくさん登録してるメルマガです

あなたが作ったデザインを添削します

 

デザインのご相談・ご依頼は、ネットから承っております

販促物についてのご相談、お見積もり、作成のご依頼などはネットより承っております。 下記ボタンをクリックして、フォームに必要事項をご記入のうえ送信してください。48時間以内に、松田本人からお返事を差し上げます。

ハットツールデザインに相談する

自動見積り

ハットツールデザインに相談する

自動見積り