差がつくデザインの技メルマガバックナンバー

こんにちは。
女性デザイナーの松田です。

下の画像は
ずいぶん前に駅前の美容室が
手配りしていたチラシです。

美容室の手書きチラシ

文字が薄くて読みにくいのですが、
美容室のメニューと料金が
手書きされています。

パッと見て
小見出しの英語、すぐ読めますか?

MENU、Cut、Colorの単語は
馴染みがあるので分かりやすいですが、
その他は、、、ん?と、
一瞬考えませんか?

そして、
書いてあるメニューも(薄いですが)
・ベーシックパーマ(一般的な?パーマ)
・クイックパーマ(早い?部分?パーマ)

「ベーシック」や「クイック」という
単語が示すニュアンスは
なんとなく分かりますが
それが正解かどうか自信がない…

・グレーカラー(白髪染め?)
・ナチュラルカラー
(オーガニックの染め剤を使用?)
も同じです。

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あやふやさは誤解のもと
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前に一度「知の呪縛」という
テーマでメルマガ書きました。

「知の呪縛」とは

“自分たちが長い間、携わってきて
それがどんなすごいことでも
意味を知らない人がいることや
知らない状態がどんなものか
うまく想像ができないということ。”

専門用語や専門分野に対する解説を
分かりやすく書くという内容でした。

それと同様に、
ベーシックパーマ、クイックパーマや
グレーカラー、ナチュラルカラー
は、中学校レベルの
単純な英語の組み合わせです。

それぞれが単純な言葉で
日常的によく聞く言葉。

それが故に発信する側は、
おおよそ分かるだろうと
高をくくってしまいます。

これではお客さんが
間違えて認識したり認識のズレ
が生じてしまいませんか。

そうならないためにも
言葉は悪いですが
「お客さんは超初心者=ド素人である」
という認識を持つことが大切です。

なのでお客さんにちゃんと伝えるには
「手取り足取り噛み砕いた言葉で伝える」
という意識が必要になってきます。

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お客さんに伝えるためのチラシを作る3つの心得
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●心得その1
お客さんは基本的に文を読みません。

そのためには…
なるべく文字数を少なく
大きい文字で読みやすくすること。

●心得その2
イメージが想像できません。

そのためには…
様子がわかる写真を入れたり、
少しでもあやふやな言葉は省き、
解説を短くいれること。

●心得その3
何をしてほしいか
「オチ」がはっきりわからないと

反応しません。

オチとは?
・注文してもらう
・来店してもらう
・電話やメールをしてもらう
・ホームページをみてもらう
・お店、会社や商品、サービスを
 知ってもらって覚えてもらう

など、チラシを読んだ人に
どのような行動を起こしてほしいか
ということです。

そのためには…
●注文してもらう
 →注文はこちら!と目立つように
●来店してもらう
 →地図を大きく書く
●電話やメールをしてもらう
 →番号やメアドを大きく目立つように
●ホームページをみてもらう
 →手間を省くため検索窓やQRコードを書く
●お店、会社や商品、サービスを知ってもらって覚えてもらう
 →社名、商品名などをしっかり書く

この3つの心得をまとめると
小学3年生でも分かるようなチラシ
という意識で作成してみることを
おすすめします。

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